お医者さんは人口の約0.4%しかいない、というかなれないと表現した方が良いかもしれません。もちろん僕にもわかりませんが、想像を超える努力をされたのだと思っています。自分の身体を預ける、そんな方の言葉は非常に信頼があり信じてしまいます。
だからこそ、美容師のみんなに出会ってほしいお医者さんがいます。
その人の背景を考えることのできるお医者さんです。身体の改善だけでなく心もみてくれる人、簡単にいうと気遣いのできるひとです。
美容師が起こしやすい体の異変
美容師の身体を壊すランキングでは、「手荒れ」「腰痛」「腱鞘炎」「うつ病」があります。
少し考えれば原因は簡単です。使いすぎ、姿勢の悪さ、お湯、カラー剤やパーマ剤、不規則な食事、睡眠時間、ストレスなど他にもあると思います。
たいていは美容師本人がわかっています。
その上でお医者さんにいきます。それは治したいからです。
美容師になるには専門学校に行くために親に援助してもらったり、奨学金や毎日のアルバイトで生計をたてたり、美容師になったらなったで、厳しい技術チェックや涙ながらに合格したシャンプー技術、ようやくデビューしてスタイリストとしてお客様を担当させていただいたりと、自分の努力や周りの方のサポートがあってたどり着いた現在。
そう簡単には諦めたくない、病院に行けば良くなるかもしれないって思うことは自然だと思います。
美容師が好きだから続けたいと思っているから病院に行くんです。
患者としての美容師が求めていることとのズレ
美容師が病院に行くとお医者さんによくいわれること
「やめないと治らない」「ストレスですね」
美容師を続けるために治したくて行っている人に対して、終了を意味する発言。
まぁ、治すには最短の意見なのでしょうが。
先程も言いましたが、美容師さん本人は理由がたいていわかっています。
その上で病院に行っているのです。
求めていることにずれがあります。
美容室で言うと「白髪を染めたい」お客様に「染めても生えてくるので無理です」って言っているようなもの
治すのを優先してくれるのは悪いことではないですが、治りにくいのであればうまく付き合っていく方法をご提案いただきたいと思います。
ただ美容師側もちゃんと伝えないといけませんよ!
今はシャンプーをする機会が多いけれど、何年か先はスタイリストになって今よりは手への負担が減る予定とか、手袋をして仕事ができるなど、お医者さんにはわからないことを伝えないといけないです。
20代前半くらいの若者は特にお医者さんに影響を受ける
「お医者さん」という偉大な人に言われると色んな原因があるにもかかわらず、言われたことが原因のランキング1位に簡単になってしまいます。
ストレスなんだぁ、、、辞めないと駄目なんだぁ、、、。
そして本当に辞めてしまいます。
あんなに夢見てきた世界から。それしか選択肢がないって思い込んでしまうんです。
そんことはないです、僕はお医者さんではないですが、職場環境を考え、一人ひとりをサポートしたいです。現に体に異変が出た美容師さんが復活している姿を何人も見てきています。
ですので、病院には行ってください、だけど、1つだけで判断せずに、何人かのお医者さんにかかってください、その中で自分にとって最善だと思う人を信頼してください。美容師もお医者さんも技術や知識だけではないです。
その人の背景を感じとってくれる人は必ずいます。
ジャンクロードビギン銀座ルグラン
店長 遠藤 亮
東京都中央区銀座モンブラン銀座ビル7-9-11-5F
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