美容室でカラーリングをしてもすぐに色が落ちてしまう。きれいなアッシュ系になったと思っていたのに赤みがでてきたり、黄色っぽくなったりするのが早く感じる。
せっかくキレイに染めたのに退色してしまう悩みを持っている方はとても多いんです。
銀座の美容室で年間2000人以上を担当させていただいている経験からのご提案です。
ヘアカラーや白髪染めのよくある悩みベスト3
すぐに赤みやオレンジっぽくなってしまう
これは日本人にとても多い髪質でして、髪が太い・多い・黒が濃い髪質の方にとても多い現象です
明るくする過程でどんどんオレンジになってくる髪質であり、色の落ち方もオレンジにだんだんと戻っていく感じですね
後ほど説明しますが【 赤6 黃3 青1 】という髪色
黄色になって、すぐに明るくなってしまう
欧米の方に多いタイプで、細く猫っ毛の髪質の方はすぐに黄色っぽくなりますし、同じカラー剤を使っても根本は他の人よりも明るくなりやすい、さらに毛先は暗くなりにくい大変むずかしい髪質なんです
【 赤2 黃6 青2 】って感じの色味
毛先だけ先に色が抜けてしまう
これは根元と毛先のダメージの違いももちろんあるのですが、カラーリングする前の毛髪診断で色味を見間違えているといえます。もしくは退色した髪のコントロールが上手くいっていないカラー剤の調合になっていると考えられます。
だいたい根元が赤系、毛先が黄色系の髪の状態が多いですね。
根元【赤6 黃3 青1】 毛先【赤3 黃6 青1】っていう混合の髪色
では本題です、コレを知っている美容師がカラーの持ちがよい
すべての色は【茶色】なんです
色の三原色って聞いたことはありますか?
簡単に言うと赤・青・黃の三色で混ぜると黒くなっていきます。
この三色の配合バランスで色が決まっていくのですが、黒になるという説明よりも【褐色】になる、もっと簡単に言うと茶色(ブラウン)ですね。薬局とかでよく見かけるカラー剤は【アッシュブラウン】と【ライトブラウン】とか語尾にブラウンの表記があるものがほとんどだと思います。赤・青・黃の三色の配合バランスで色の種類が決まるのですが、混ぜることにより茶色には変わりないんです。ただ青の多い茶色なのか、赤の多い茶色なのか?って違いなんです。
赤でそめたら赤になって茶色ではない?ですよね?説明しますね
水彩絵の具を想像してください。白い画用紙に赤を塗ったら赤になりますが、黒い画用紙に赤を塗っても黒に近いままですよね?
日本人の髪の殆どが黒始まりです。髪が染まる過程は、カラー剤の力で黒髪の黒を明るくしていきます。少しオレンジっぽいブラウンになり、そこに赤をいれていきます。そうすると茶色と赤の混ざったレッドブラウンになります。このときの髪は赤7・黃2・青1くらいな混ざり方の髪色ってことになります。ただし、白髪に赤を塗ると赤になります。
そうなんです、塗る色+土台の髪の色で仕上がりの色になるんです。
この色の三原色がカラーリングの持ちになぜ影響するのか?
すぐに赤みやオレンジっぽくなってしまう【 赤6 黃3 青1 】って髪の解決は、赤を減らして青を増やす。なんなら赤は全く調合しないで土台となる赤も消すくらいの補色の紫や青を大量に調合して【赤1・黃1・青8】にもっていく。しばらく赤みがでなくなります。
黄色になって、すぐに明るくなってしまう【 赤2 黃6 青2 】って髪の方は、赤4・青4・黃2の感じに調合するのですが、明るくなるのを防ぐにはさらに褐色(赤4黃3青3)をブレンド。言葉にするとヴァイオレットで塗るのではなくヴァイオレットブラウンで塗るってことです。
毛先だけ先に色が抜けてしまう。根元【赤6 黃3 青1】 毛先【赤3 黃6 青1】これは根元と毛先で違う配合の調合が必要になるんですが、一番大切なのは毛先のカラー剤には褐色(茶色)を混ぜるということです。根元は新しい黒髪が多いと思いますので勝手に茶色が土台に混ざります。
光の三原色・褐色をちゃんと理解している美容師がおすすめ
薬局で売っているカラー剤の毛束通りにならない理由がわかりましたか?
ただこれも知識だけでなく、経験も必要になってきます。
その両方で色持ちの良いヘアjカラーや白髪染めを可能にしています。
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