毛先を傷ませない白髪染め。アルカリ×酸性の使い分けとは

こんにちは。ジャン・クロードビギン丸の内マイプラザ店で、スタイリストをしている谷口です。

「毛先のパサつきが気になるけど、白髪染めはやめられない」そのお悩み、よく伺います

「根元の白髪は気になるから染めたい。でも、毎回染めるたびに毛先がパサついてきて…」——そんなお声を、僕は本当によくいただきます。白髪を染め続ける以上、髪が傷むのは仕方ない。多くの方が、そう割り切っていらっしゃいます。

でも、本当にそうでしょうか。今日は、当店が「クリスタルカラー」と呼んでいる、アルカリカラーと酸性カラーを組み合わせるカラーの考え方についてお話しします。

白髪が生えているのは「根元だけ」なのに、毛先まで同じ薬剤で染めていませんか

当たり前のことですが、新しく生えてくる白髪は、根元にしかありません。毛先にはすでに色が入っていて、本来は「染め直す必要のない部分」です。

それなのに、根元から毛先まで同じカラー剤で染めていると、毛先には必要のない薬剤を何度も重ねることになります。毛先のパサつきや色ムラの正体は、この「重ねすぎ」であることが少なくありません。

クリスタルカラーは、ここに着目した考え方です。根元には、白髪をしっかり染められる薬剤を。毛先には、傷ませずにツヤだけを足す薬剤を。部位ごとに役割の違う薬剤を使い分けます。

クリスタルカラーの仕組み:根元と毛先で、薬剤を変える

クリスタルカラーの考え方

根元
アルカリカラー+ゼロテク
白髪をしっかりカバー
頭皮にはつけず、数ミリ浮かせて塗布
毛先
酸性カラー(ヘアマニキュア)
髪の表面をコーティングしてツヤ出し
新たなダメージを重ねない

※イメージ図です。髪の状態・ご希望に合わせて塗り分けの範囲を調整します。

根元:アルカリカラー+ゼロテクで、白髪をしっかり

白髪をきちんとカバーするには、髪の内部に色を入れるアルカリカラーが得意です。ここは妥協しません。そのうえで、以前のブログでもお話ししたゼロテクで、頭皮に薬剤をつけないよう数ミリ浮かせて塗布します。白髪カバーと頭皮への配慮を、根元で両立させます。

毛先:酸性カラー(ヘアマニキュア)で、ツヤだけを足す

毛先に使う酸性カラーは、髪の内部に薬剤を浸透させるのではなく、表面を覆うように色をのせる仕組みです。アルカリカラーのように髪を開いて内部に作用させないため、毛先に新たなダメージを重ねる心配がほとんどありません。そのうえ、表面がコーティングされるので、光をきれいに反射するツヤが出ます。

クリスタルカラーの3つの魅力

1. 毛先に、ダメージを重ねない

染めるたびに毛先へ薬剤を重ねる従来の方法と違い、毛先は酸性カラーでケアするので、カラーの回数を重ねても毛先の状態を保ちやすくなります。「染めているのに、毛先の手触りが良くなった」と言っていただけることもあります。

2. 根元から毛先まで、ツヤのある仕上がり

表面をコーティングする酸性カラーのおかげで、毛先がツヤやかに仕上がります。根元はしっかり染まっていて、毛先はツヤツヤ。全体として「透明感のある、きれいな髪」という印象になります。

3. 根元の頭皮にも、やさしい

根元にはゼロテクを使うため、頭皮への刺激も抑えられます。「毛先のダメージ」と「頭皮の刺激」、白髪染めの2つの悩みに、同時にアプローチできるのがクリスタルカラーの特徴です。

従来のカラー と クリスタルカラー の比較

項目 従来のカラー
(根元〜毛先を同じ薬剤)
クリスタルカラー
(根元と毛先で使い分け)
根元の薬剤 アルカリカラー アルカリカラー+ゼロテク
毛先の薬剤 アルカリカラー(重ね塗り) 酸性カラー(ヘアマニキュア)
白髪カバー力 ◎ しっかり ◎ しっかり(根元はアルカリ)
毛先への負担 △ 蓄積しやすい ◎ 新たに重ねない
毛先のツヤ ○ 標準的 ◎ コーティングで出やすい
頭皮への刺激 △ 塗り方による ◎ ゼロテクで抑える

※効果や仕上がりには個人差があります。髪の状態に応じてサロンでご相談ください。

カラーを重ねるほど、差が開いていきます

クリスタルカラーの良さは、一回の仕上がりより、回数を重ねたときに実感していただけることが多いです。毛先に薬剤を重ね続ける従来の方法と、毛先を酸性カラーでケアする方法とでは、半年、1年と経つうちに毛先の状態に差が出てきます。

カラーを重ねたときの「毛先の状態」

数値が大きいほど、毛先の状態が良い目安

1回目
3回目
6回目
12回目
従来のカラー(毛先にも重ね塗り) クリスタルカラー

※サロン独自の傾向指標です。実際の状態は髪質・ケア状況により個人差があります。

知っておいていただきたいこともあります

クリスタルカラーは万能ではありません。酸性カラー(ヘアマニキュア)には、髪を明るくする力がありません。毛先を今より明るくしたい方には、別のご提案になることがあります。また、根元に使うアルカリカラーは、頭皮に触れないよう配慮していても、髪の内部に作用する薬剤であることに変わりはありません。「ノーダメージ」というのは、毛先に新たなダメージを重ねないという意味でお伝えしています。

毛先の状態や、ご希望の明るさによっては、通常のカラーの方が合う場合もあります。そこは正直にお伝えしたうえで、一緒に選んでいきます。

こんな方に、クリスタルカラーをおすすめしています

✅
染めるたびに毛先のパサつきが気になる
✅
白髪はしっかりカバーしたいが、髪のツヤも諦めたくない
✅
頭皮への刺激も、毛先のダメージも、両方気になっている
✅
髪を長く伸ばしていて、毛先をこれ以上傷ませたくない
✅
毛先を明るくするより、ツヤと手触りを大切にしたい

1つでも当てはまる方は、お気軽にご相談ください。

カウンセリングで伺っていること

クリスタルカラーをご提案する際、僕は次のようなことを確認しています。

  • 毛先のダメージ具合、過去のカラー・ブリーチ歴
  • 白髪の量と、生えている部分
  • 毛先の明るさへのご希望
  • 頭皮の敏感さ、過去の刺激の経験
  • ツヤと発色、どちらを優先したいか

こうした情報をもとに、根元と毛先の塗り分けの範囲や、薬剤の組み合わせを一緒に決めていきます。

ジャン・クロードビギン丸の内マイプラザ店 谷口にご相談ください

「白髪を染め続ける以上、毛先が傷むのは仕方ない」と諦めてしまう前に、根元と毛先で薬剤を使い分けるという選択肢を知っていただきたいと思っています。

ジャン・クロードビギン丸の内マイプラザ店では、暗くしすぎない白髪染めとあわせて、根元はアルカリカラー+ゼロテク、毛先は酸性カラーでツヤを出す「クリスタルカラー」をご提案しています。「染めるたびに毛先が気になる」という方は、ぜひ一度、谷口にご相談ください。

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