
こんにちは! ジャン・クロード・ビギン 丸の内マイプラザ店 スタイリスト 谷口です。
美容室で綺麗にカラーリングをしてから数週間。「そろそろ根元の白髪が気になり始めてきたけれど、次の予約までまだ日がある…」と感じた経験はありませんか?

「大切な予定があるから今すぐどうにかしたい」「でも美容室に行く時間が取れない…」そんなとき、ご自宅で手軽にできるセルフケアがあれば安心ですよね。
しかし、選び方や使い方をひとつ間違えてしまうと、次回サロンに来ていただいた際、せっかくのカラーが綺麗に染まらなくなってしまうリスクがあります。
今回は、プロの美容師としてサロン施術のクオリティをしっかり守りつつ、次のご来店までストレスなく綺麗をキープするための「賢い繋ぎのホームケア」をご紹介します!
※繋ぎケアで大切なのは「サロンカラーを邪魔しないこと」
白髪が伸びてきたとき、一番やってはいけないのが「市販の濃い白髪染め(ホームカラー)で根元を染めてしまうこと」です。市販の薬剤は誰でも染まるように薬剤が強く作られているため、根元が黒く沈んでムラになったり、ダメージの原因になったりしてしまいます。
そこで多くの方が手に取るのが、頭皮や髪に優しいとされる「カラートリートメント」や、ピンポイントで塗れる「白髪隠しマスカラ」です。
これらは非常に便利なアイテムですが、実は美容室側からすると「使うタイミング」や「色の選び方」に少し注意していただきたいポイントがあります。
それぞれのメリット・デメリットを正しく理解して、賢く使い分けていきましょう。

カラートリートメントは「色選び」と「やめるタイミング」が命
まずは、毎日のバスタイムで手軽に使える「カラートリートメント」についてです。
全体的に伸びてきた白髪をふんわりぼかすことができる便利なアイテムですが、プロの視点からお伝えしたい重要なルールがふたつあります。
白髪染め用に売られている濃い色は避ける
市販で「白髪染め用」として売られているカラートリートメントの多くは、白髪をしっかり隠すためにかなり濃い色素が含まれています。これらを使ってしまうと、髪の内部や表面に強い色素が残留してしまい、次回サロンでカラーをする際に「希望の明るさにならない」「濁った色になってしまう」といった問題が生じやすくなります。
そこでおすすめなのが「シルバー系」のカラートリートメントです。
シルバー系であれば、髪に強い濁りを残しにくく、白髪特有の気になる黄色みやオレンジみを柔らかく抑えながら自然になじませてくれます。選ぶ際は、あまり暗く濃く染まりすぎないトーンのものを選ぶのがポイントです。
美容室に来る「1週間前」には使用をストップする
カラートリートメントは髪の表面にくっついて色をつける仕組みのため、日々のシャンプーで徐々に落ちていきます。
しかし、美容室に来る直前(数日前から当日)まで使用していると、髪の表面にトリートメントの膜や色素が残った状態になってしまいます。これがサロンのカラー剤の浸透を弾いてしまい、その日の染まり具合や発色に支障が出てしまうのです。
次回のご予約日が決まったら、「美容室に行く1週間前」を目安にカラートリートメントの使用を一度お休みしてください。この一週間でシャンプーによって余分な色素が抜け、サロンカラーを一番綺麗な状態で入れることができるようになります。

即効性No.1!ピンポイントで隠すなら「白髪隠しマスカラ」
次にご紹介するのが、顔周りや分け目などの気になる部分だけをサッと隠せる「ポイント用の白髪隠しマスカラ(コンシーラー)」です。
「全体を染めるほどではないけれど、一番目立つ顔周りだけ今すぐ隠したい」「美容室に行く時間がないけれど、明日大事なイベントがある」という方に、最もおすすめできる優秀なアイテムです。
当日使っていてもサロンカラーに影響が出ない
白髪隠しマスカラの最大のメリットは、次回のご来店当日に使用していても、サロンでのカラー施術に一切支障が出ないという点です。
髪の内部に色素を浸透させるわけではなく、髪の表面に一時的に色を乗せているだけなので、美容室での最初のシャンプーで綺麗に洗い流すことができます。「明日美容室だから、今日は我慢しなきゃ…」と無理をする必要もありません。
その日限りのカモフラージュとして割り切る
マスカラタイプの唯一のデメリットは、「その日のシャンプーで落ちてしまうこと」です。お風呂に入れば元通りになってしまうため、根本的な解決にはなりません。
ですが、逆に言えば「髪や頭皮に一切の負担をかけず、サロンカラーの邪魔もしない、最も安全な一時しのぎ」と言えます。
顔周りや分け目など、人目が気になりやすいポイントだけをその日だけカモフラージュする目的として、ポーチにひとつ忍ばせておくと非常に心強い味方になってくれます。
状況に合わせたプロおすすめの使い分け
次回美容室までの「繋ぎのホームケア」は、目的に合わせて以下のように使い分けるのがベストです。
美容室までまだ時間があり、全体を優しくボカしたいとき
使うアイテム:シルバー系のカラートリートメント
注意点:サロンに行く「1週間前」に使用をストップする
美容室に行く時間がなく、今すぐ特定の部分だけ隠したいとき
使うアイテム:白髪隠しマスカラ(ポイントコンシーラー)
注意点:その日のシャンプーで落ちるが、サロン来店当日に使っていても問題なし
まとめ:綺麗な髪を保つための小さな工夫
美容室でのカラーリングは、前回までの施術履歴や日々のセルフケアの状態にとても大きく左右される、非常に繊細なものです。
だからこそ、ご自宅での「繋ぎのケア」の選び方とタイミングを少し意識していただくだけで、髪への負担を最小限に抑え、次回のサロンカラーの仕上がりを劇的に良くすることができます。
「次の美容室までまだ日があるけれど、白髪が気になってストレス…」という方は、ぜひ今回ご紹介したホームケア術を試してみてください。
ご自身の髪にどのアイテムが合うか迷われた際は、お気軽にサロンでご相談くださいね。次回のカラー計画も含めて、一番綺麗な状態を保てる方法をご提案させていただきます!


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